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更新日:2016年3月28日
農林技術研究所では、新成長研究課題「タマネギ及びレタス栽培の省力機械化システ
ム実用化研究」(H26-28)にて、レタス運搬機の開発に取り組んでいます。
慣行では人力で行っている収穫物の圃場内運搬作業へ、動力を導入することにより軽労化することを目指しています。
既に、複数メーカから重量野菜の運搬機が市販化されていますが、静岡県のレタスのトンネル栽培畝を跨ぐ「軌間幅と荷台高さ」を有しておらず、「積載能力と走行性」についても泥を巻き上げ圃場生産物を汚すなど、生産者の要求にマッチした状態にはありません。静岡県のレタス栽培体系及び大規模栽培を踏まえたレタス運搬機の開発が求められています。
このたび、既存圃場のトンネル畝を跨ぐことができる、軌間幅が1.65m~2.0mまで可変でき、トンネル高さを超える荷台下寸法1.1mを有し、荷台拡張機能により多くの荷が載せられるレタス運搬機を試作しました。
今後、圃場作業への適応性確認試験を進めて改良し、将来的には荷揚げ装置などの補助機能を搭載可能にするなどし、更なる軽労化が可能な運搬機の開発に努めていきます。
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