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更新日:2015年5月29日
農林技術研究所では、新成長研究課題「タマネギ及びレタス栽培の省力機械化システム実用化研究」(H26-28)にて、浜松地区特産新タマネギ栽培における収穫機の開発に取り組んでいます。早生タマネギ産地ではマルチ被覆栽培が広く行われおり,本栽培に対応できる収穫機は有りません。
5月20日(水)に静岡県が主導して、タマネギの収穫機開発に取り組んでいる県および国研究機関,農業機械メーカを招集し、香川県農業試験場にて最新の開発状況に関する情報交換を実施すると同時に、研究連携の検討会議を開催しました。
会議では、香川県開発中の収穫機の実演運転を行ったほか、静岡県・香川県・国(東北農研センター,生研センター)各々の研究取り組み状況報告と、意見交換を行いました。報告された複数の課題の中で、マルチ被覆栽培における機械収穫では、マルチフィルムの除去処理がうまくできないことが産地共通の課題であり、解決すべき最優先事項と認識されました。
この共通課題の解決に向けて、「各機関相互で随時情報交換すること」、「国,県,農機メーカで連携し,平成28年度以降の開発予算獲得に向け活動すること」、「8月に行われる東北農研センター(岩手県盛岡市)での収穫試験において,第2回の現地調査及び検討会議を実施すること」で合意しました。
今後、協力関係を生かして、課題解決に努めていきます。
お問い合わせ先
静岡県農林技術研究所
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